人生をどのように過ごすのか、日本人の考え方が以前とは変化して多様化する中、
新たなライフスタイルとして注目されているのがFIREです。
FIREとは、経済的な自立を実現させて、仕事を早期に退職することです。
昨今、平均寿命が延びて一生にかかる費用が増えているため、
働く期間を長くして収入を増やすという考え方もありますが、
FIREは反対に早期リタイアを前提としています。
FIREとは?
FIRE(Financial Independence Retire Early)= 経済的に自立して早期退職しよう!
というシンプルなものです。
元々は欧米を中心に流行していた考え方ですが、日本でも注目されるようになりました。
以前の日本では定年まで働き続けることが当たり前で、早期リタイアという考え方は馴染みがほとんどありませんでした。
しかし、最近では転職する人が増えるなど働き方の概念が変わり、FIREもライフスタイルのひとつとして注目を集めるようになっています。
従来の早期リタイアとの違いは、資産運用により生活に必要な資産を形成し、その不労所得により仕事をしなくても生活できるようになろうという考え方です。
FIREの種類
FIREには、大きく分けて4つのタイプがあります。
・Lean FIRE
・Barista FIRE
・Side FIRE
Fat FIRE
保有資産規模が大きく、残りの人生は遊んでいても生活できるほどの豊富な資金があるスタイルです。
FIREと聞いてまず想像するのがこのFat FIREではないでしょうか。
配当や賃貸収入などの不労所得がある場合が多く、節約や副業などの努力も一切不要な状態です。
多くの方にとって一番憧れるFIREかもしれません。
Lean FIRE
保有資産にではなく、支出にフォーカスするFIREです。
自身が価値があると感じる最小限のものにだけお金を使い、ムダなものには一切資金を割かない節約型スタイルがこのタイプです。
少ない資金で生活するいわゆる「ミニマリスト」がFIREした状態といえるでしょう。
ミニマリストと聞くと一見、苦痛なように感じるかもしれません。
ですが我慢を伴う「節約」ではなく、お気に入りのものだけに囲まれて生活するという考え方ですので、多くの方に支持されているスタイルです。
Barista FIRE
FIRE後も副業やアルバイトなどで収入を得るセミリタイア的なスタイルです。
必要な資金がFat FIREと比べると少なくて済むのが特徴です。
週5日のフルタイム勤務から週3日勤務への移行や、会社員を辞めて副業1本での生活を目指すなど、多くの方にとって現実的に考えることができるFIREの種類だといえるでしょう。
若者を中心に人気なのもこのBarista FIREです。
Side FIRE
こちらはFat FIRE同様、リタイアするのに十分な資金が準備されてはいますが、引退はせず、好きな仕事や事業、ボランティアなどに取り組むスタイルです。
好きなことで働くタイプといえるでしょうか。
ライスワーク(生きるためにする仕事)を一切しなくていい状態を指します。
好きな仕事(ライフワーク)をしながら生きるので、充実度は一番高いかもしれません。
私たち夫婦も、この形を目指しています。
まとめ
FIREをすることによって、本当の意味での自分の人生を生きることができるようになります。
また、辛くて嫌な仕事に行かなくても、自分の好きなことをしてお金を稼ぐことも可能です。
限りある人生なので、自分が元気なうちに、やりたいことだけをやる時間にできたら
最高ではないでしょうか?
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